コラム|福岡市の歯医者|おおくぼ歯科・こども歯科クリニック
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歯磨きでは汚れを落とせていない?歯科のクリーニングが必要な理由
福岡県福岡市西区の歯医者「おおくぼ歯科・こども歯科クリニック」です。
毎日、どのように歯を磨いていますか?
2022年(令和4年)の歯科疾患実態調査で、1歳以上の方の97.4%が毎日歯を磨いていることがわかりました。
また、毎日2回以上歯を磨く方は79.2%と、歯磨きの習慣が定着していることがわかります。
参照:厚生労働省「令和4年度歯科疾患実態調査結果の概要」表23より >
毎日歯を磨いていても、むし歯や歯周病になることはあります。
なぜなら、歯磨きだけでは、どうしてもすべての汚れを落とすことができないからです。
今回は、歯磨きですべての汚れを落とすことができない理由と対処法についてお話しします。
歯磨きで落とせるのは食べかすと歯垢
私たちのお口の中には、次のような「汚れ」があります。
・食べもののかけら「食べかす」
・細菌と代謝物のかたまり「歯垢(プラーク)」
・歯垢が集まって膜状になった「バイオフィルム」
・歯垢が唾液中のミネラルと結合した「歯石」
・飲食物に含まれている色素の沈着「ステイン(着色汚れ)」
これらの汚れのなかで、歯磨きで落とせるものは、食べかすと歯垢だけです。
それ以外の汚れを完全に除去するためには、専用の機器や薬剤が必要です。
食べかすや歯垢は歯磨きで落とすことはできますが、100%除去できるというわけではありません。
特に、歯と歯の間の汚れは歯ブラシ1本だけでは6割程度しか落とせないことがわかっています。
デンタルフロスや歯間ブラシを併用することで除去率は9割近くまで上がるものの、それでも完全には取り除けないのです。
お口の中の汚れを徹底的に除去する「歯科のクリーニング」
歯磨きで取り切れなかった汚れは、むし歯や歯周病の原因となります。
歯科のクリーニングでは、歯科医師または歯科衛生士が専用の薬剤や機器を使って、汚れを徹底的に取り除きます。
クリーニングの目的は、歯垢(プラーク)や歯石、着色汚れを除去して、お口の中を清潔に維持することです。
歯の表面だけでなく、歯と歯の間、歯と歯ぐきの境界など、汚れが溜まりやすいのに歯ブラシが届きにくい場所を中心に汚れを除去します。
汚れを取り除いた後で表面を磨き上げることで、汚れの再付着を防ぐ効果も期待できます。
歯科のクリーニングを受けたい方は「おおくぼ歯科こども歯科クリニック」にご相談ください
予防の基本は毎日の歯磨きです。
けれども、歯磨きだけでは、むし歯や歯周病を完全に予防することはできません。
ご家庭での歯磨きに加えて、歯科のクリーニングを併用することで、むし歯や歯周病の予防効果が高まります。
福岡県福岡市西区の歯医者「おおくぼ歯科・こども歯科クリニック」では、清潔なお口で気持ちよくお過ごしいただけるように、お一人お一人に合わせた予防ケアをご提案します。
歯の磨き方や歯ブラシやデンタルフロスの選び方などもお伝えしていますので、どうぞお気軽にご相談ください。