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【小児歯科でむし歯予防】乳歯のむし歯が永久歯へもたらす影響について
福岡県福岡市西区の歯医者「おおくぼ歯科・こども歯科クリニック」です。
「乳歯はいずれ抜けるから、むし歯になっても問題ない」と思っていませんか?
確かに乳歯は永久歯へ生え変わりますが、むし歯を放置すると、次に生えてくる永久歯の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
今回は、乳歯のむし歯が永久歯へ与える影響についてお話しします。
乳歯がむし歯になると永久歯もむし歯になりやすい
むし歯は、むし歯菌による感染症です。
乳歯がむし歯になると、お口の中のむし歯菌が増殖します。
乳歯のむし歯を放置すると、むし歯菌が増え続け、永久歯が生える頃にはお口の中がむし歯菌の多い環境になってしまいます。
ただでさえ、生えたての永久歯は未熟でむし歯になりやすい状態です。
特に歯の間はむし歯になりやすく、むし歯になっている乳歯の隣に生えてくる永久歯はむし歯になる可能性が非常に高いため注意が必要です。
乳歯のむし歯は永久歯の歯並びにも影響する
乳歯には、永久歯が生えてくる場所の目印になるという役割があります。
乳歯がむし歯になって、永久歯へと生え変わる時期よりも早く抜けてしまうと、長時間スペースがあいてしまうことになります。
スペースがあると隣の歯が寄ってきてしまい、永久歯がまっすぐに生えるのに十分なスペースを維持できなくなるのです。
スペースが不足していると、歯が正しい向きで生えられず、歯並びやかみ合わせに悪影響を及ぼすことがあります。
また、むし歯の痛みで片方だけで噛むクセがついてしまうと、顎の発達のバランスが崩れてしまう恐れがあります。
むし歯かなと思ったら「おおくぼ歯科こども歯科クリニック」にご相談ください
2022年(令和4年)の歯科疾患実態調査によると、むし歯があるお子様の割合が、6~7歳で30%台とほかの年齢よりも高いことがわかります。
6〜7歳というと、個人差はありますが、永久歯への生え変わりが始まる時期です。
参照:厚生労働省「令和4年度歯科疾患実態調査結果の概要」表4より >
この時期にお口の中にむし歯菌がウヨウヨしていると、生えたての永久歯もむし歯になる可能性が非常に高くなります。
乳歯は歯質がやわらかく、永久歯よりもむし歯になりやすいとされています。
一度むし歯になると、進行のスピードも速いことから、早期発見・早期治療が非常に重要です。
お子様は痛みや違和感をうまく伝えられないことが多く、むし歯の発見が遅れてしまうことがあります。
しかし、定期的に歯科でお口のチェックを受けることで、むし歯が進行する前に対処でき、健康な歯を保つことができます。
そのため、「定期検診」を受けることを強くおすすめします。
福岡県福岡市西区の歯医者「おおくぼ歯科・こども歯科クリニック」では、お子様の成長に合わせた予防ケアをご提案し、健全な発育・健康なお口づくりをサポートします。
大人になってからもむし歯で悩むことがないように、小さなころから予防に取り組みましょう。